約 2,119,164 件
https://w.atwiki.jp/vocaloidchly/pages/5474.html
作詞:Eight 作曲:Eight 編曲:Eight 歌:初音ミク 翻譯:ralianw(不当之处请指教!) 向四谷先生問聲好 正和旋回的風兒嬉戲著 藍天也些許地笑著我 是啊,在這令人昏昏欲睡的過午 曾喜愛過的我的MOOK死掉了 (注) 「討厭,討厭,討厭」 「無法呼吸」 「春風颳得太強」 「不好的預感」 「在那個拐角的地方」 「好痛,好痛,好痛」 「勒住脖子」 「以一股溫熱的空氣」 「無情的圈套」 「之後的事情就拜託了」 和她面對面的時候 快要哭出來的深灰色的,那陰沉的天空 已經,無法從這裡出去了 在那有點髒的空虛的避孕套上 踩了一腳 「不久的將來」 「就快被奪走了啊」 「快被奪去尊嚴」 「嗤笑著的你」 「碰到那骯髒的玩意了對吧」 「好冷,好冷,好冷」 「令人作嘔」 「春雨下得太大」 「不懷好意的笑容」 「在腦袋裏面,迴蕩著」 「好痛,好痛,好痛」 「勒住脖子」 「以一股溫熱的空氣」 「無情的圈套」 「向四谷先生問聲好」 注:MOOK:原文ムック,富士電視臺兒童節目『ひらけ!ポンキッキ』中誕生的卡通形象。永遠五歲的雪男孩子,是GACHAPIN的徒弟。圖片見这里
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/987.html
誤射俺 第一話「よろしくお願いします・・」 [[俺「ストライクウィッチーズだったっけ?」 http //dat.vip2ch.com/read.php?dat=02499] 864-907 ミーナ「新しい仲間を紹介するわ・・俺少尉よ」 俺「俺少尉です・・よろしくお願いします・・」 ゲルト「男だと!?どういう事だ貴様!」 俺「ひっ・・ごめんなさいごめんなさい男でごめんなさい 出て行く・・出て行きますから許してください・・」ガクブル ミーナ「トゥルーデ・・あまり彼を刺激しないであげて・・」 ゲルト「あ・・いや・・すまない・・ 聞きたいんだが大丈夫なのか?そいつ」 ミーナ「実力は本物よ ただ手柄は仲間に譲っていたらしいから数字は少ないわ」 ゲルト「・・本当なのだろうか」 確かに誰から見てもこの少年に実力があるのかは俄かに信じがたいでしょうね・・ 取り敢えずいつまで怯えているのだろうか ミーナ「大丈夫?俺少尉」 俺「だ、大丈夫です・・」 エイラ「本当に大丈夫カヨ・・」 ミーナ「・・私が代わりに続けるわ 彼はオラーシャ生まれで16歳 固有魔法は無し、主に長距離射撃を得意としています ・・キノコが嫌いらしいです」 俺「触感とか・・好きになれません ごめんなさい・・」 ミーナ「・・誰か質問はありますか?」 宮藤「質問と言うよりただ聞きたいだけですけど好きな食べ物はなんですか?」 俺「好きな食べ物・・キノコ以外の美味しい食べ物ならなんでも好きです・・」 宮藤「納豆は?」 俺「美味しいと思います・・」 宮藤「それは良かったです!」 俺「・・・・・」ビクッ ミーナ「今の所はもう質問は無いかしら? みんなの自己紹介は夕食の時にしましょうか ペリーヌさん、部屋へ案内してあげて」 ペリーヌ「どうしてわたくしが・・いえ、わかりましたわ」 俺「あの・・場所を教えて貰えれば一人で行きますから・・ 無理強いはしたくないです・・」 ミーナ「俺少尉・・大丈夫よ ここのウィッチに貴方に危害を加える人は居ないわ もっとリラックスした方が良いわよ? 一つ聞きたいのだけれど書類を片付けるのは得意って聞いたけど本当かしら?」 俺「得意と言いますか・・それなりには出来ます」 ミーナ「そう・・今度手伝って貰えないかしら? 一人でやるのは大変なのよ・・」 ゲルト「ミーナ!新人にそんな重要な仕事は・・」 ミーナ「大丈夫、彼は信頼出来る人よ」 俺「ごめんなさい・・俺のせいで・・」 ミーナ「謝らなくて良いのよ・・ただ彼女が俺少尉に厳しくする事もあるでしょうが彼女は仲間想いなだけだから勘違いしないであげてね?」 俺「はい・・あの・・トゥルーデさん・・宜しくお願いします」 ゲルト「・・変な気を起こそうとは思わない事だな」 俺「はい・・あの・・眼鏡のウィッチさん・・すみませんが案内お願いします」ペコリ ペリーヌ「・・ペリーヌですわ」 俺「すみません・・ペリーヌさん・・案内お願いします」 ―――――――――― 俺が出て行った後 エーリカ「なんか暗い人だったね・・」 ミーナ「彼・・前の部隊では孤立していたのよ 要は疎まれていたの ここへは自主的な転属になっているけど本当はそこの偉い人に厄介払いされたというか・・無理矢理転属させられたのよ 初めは嫌々ながら引き取ったのだけれどここに連れて来るまでの間に可哀相になってね・・途中から弟同然に接してきたわ」 エーリカ「・・途中から話変わってない?」 ミーナ「そうかしら? まあ・・今はほんの少しだけれど私に対しては心を開いているわ 本当は仲間想いの良い子だからみんなも仲良くしてあげてね?」 ―――――――――― ペリーヌ「・・・・・」 俺「・・・・・」 ペリーヌ「何か話しなさいな・・」 俺「すみません・・ペリーヌさんは何処の生まれ・・なんですか?」 ペリーヌ「ガリアのパ・ド・カレーですわ」 俺「俺は・・オラーシャのモスクワ生まれです・・」 ペリーヌ「・・家族は?」 俺「・・妹が一人 小さい頃にパ・ド・カレーに引っ越して住んでいましたがダイナモ作戦中に両親は亡くなり妹とは離れ離れに・・ 無事なら良いんですけど」 ペリーヌ「・・無事だと良いですわね わたくしにはもう両親はいませんから・・」 俺「・・すいません」 ペリーヌ「わたくしから言い出した話しですのでお気になさらず ここが俺少尉の部屋ですわ ・・わたくしの部屋の隣ですわ どうして隣なんでしょうか・・」 俺「なんと言うか・・すいません ペリーヌさんの階級は知りませんが呼び難かったら俺と呼んで貰えれば良いですよ・・?」 ペリーヌ「階級は中尉ですわ、俺少尉 まあ・・気にせずペリーヌさんで良いですわよ」 俺「上官でしたか・・すいません下官の案内なんてさせてしまって・・ありがとうございました・・」 ペリーヌ「別に構いませんわ それより俺少尉、基地の事は大体把握してますの?」 俺「大丈夫です・・部屋の位置も覚えましたので 何かあったらお手数ですが呼びに来て下さい・・ありがとうございました」パタン ペリーヌ「・・何故か放ってはおけない御方でしたわね 初対面にも関わらず色々話してしまいましたわ・・」 ―――――――――― 数時間後の自室 俺「・・ふぅ」 軽い書類仕事を終えベッドに横になり天井を見上げる ここのウィッチは良い人ばかりに見えるがまだ油断出来ない ミーナさんは俺の事を詳しく話すと言ってたけど変に気を使われるのは嫌だな・・ そういえばペリーヌさんとは上手く・・はないけどちょっとだけ個人的な事を話せたな・・ なんでだろう?青色効果かな? 考えてもわからないや・・きっと青色効果だろうけど ミーナ「俺少尉・・少し良いかしら?」コンコン 俺「良いですけど・・どうしたんですか?中佐」 ミーナ「普通にミーナって呼んでくれても良いのだけれど・・中佐って方が呼びやすいなら良いわ 夕食の用意が出来たわよ?私も腕をふるったわ」 俺「中佐がですか?わざわざありがとうございます・・ もう・・皆さんには話したんですか?」 ミーナ「ええ・・話したわ 心配しなくても大丈夫よ、無理矢理気を使う人達じゃないから」 俺「そうですか・・待たせるのも悪いですし早く行きましょうか・・・」 ―――――――― 食堂 俺「この・・黒いものはなんでしょうか・・」 ミーナ「少し焦げているけどハンバーグよ?」 俺「そうですか・・」 ゲルト「新人!ちょっと来い」 俺「は、はい・・なんでしょうか・・トゥルーデさん・・」 ゲルト「・・あまり言いたくないがミーナは味覚音痴だから料理が下手でな・・ ハンバーグは味見しないだろうから大丈夫だろうが無理に食べる必要は無いからな? 後、あの金髪はハルトマンといってな・・見た目は普通なんだが味は規格外な料理を作る・・気をつけろ・・」 俺「が、頑張ります!」 ゲルト「・・頑張れ」 ミーナ「トゥルーデと何を話していたのかしら?」ニコニコ なんか・・怖いです 俺「いえ・・今度訓練に付き合ってやると言われただけです・・ いただきます・・」 ハンバーグをお箸で切り分け口にする・・焦げているだけで別に普通ですね・・ 俺「美味しい・・ですよ・・?」 ミーナ「そう、今日は成功して良かったわ そろそろ皆さんの自己紹介をしましょうか」 今日は・・なんですか それから皆さんに自己紹介して貰いました ただトゥルーデというのはバルクホルンさんの愛称であって本名じゃありませんでした 謝っておきましたが呼びやすいなら別にトゥルーデさんと呼んで良いらしいです 厳しい人らしいですが優しいお姉さんでした 怖かったのはリネットさんとエイラさんです 宮藤さんとサーニャさんにはあまり近付かない方が身の為らしいです・・ ミーナ「自己紹介は済みましたね 俺少尉には悪いのだけれど今日から夜間哨戒の方をお願い出来るかしら? うちはサーニャさんしかナイトウィッチがいないから出来るだけ早く交代制に出来るようにしたいのよ」 俺「そうなんですか・・わかりました 少しストライカーを調整してきますので時間になったら呼んで下さい・・ ごちそうさまでした・・とても美味しかったです・・」 ―――――――――― 格納庫 俺「・・・・・」スピー 俺「はっ!?ちょっと寝てしまいました・・」 えっと・・配線確認して・・異常がなければ良し あっ・・ゴミが入ってる・・片付けないと・・ サーニャ「あの・・俺少尉?」 うわ・・これプラスチックじゃないか・・下手したら溶けてストライカーが使い物にならなくなるじゃないか・・酷いな・・ サーニャ「お、俺少尉・・?」 えーと・・メーターを0に合わせて仮想シュミレートデータを・・うん、問題無し サーニャ「・・・・・」シュン エイラ「俺少尉!サーニャが呼んでるダロー!」 俺「ふぁい!? ななな・・なんですか?」ビクッ!…ガクブル サーニャ「エイラ!俺少尉は神経質なんだからそんな大きい声でいきなり呼んでは駄目よ」 エイラ「うっ・・ごめんサーニャ・・」 サーニャ「エイラがごめんなさい俺少尉・・ 夜間哨戒の時間ですよ? 今日は私とエイラも一緒に行きます・・宜しくお願いしますね?」 俺「は、はい・・こちらこそ宜しくお願いします・・ すぐに準備しますので・・」 ―――――――――― 俺「お・・お待たせしました・・」 NTW-20を背負い額にゴーグルを付けた姿で出てくる サマになっているようなそうでもないような・・微妙ダナ・・ 俺「えっと・・行きましょうか」 サーニャ「あの・・そのゴーグルはなんですか?」 俺「あ・・これはですね・・ 自分には感知能力は無いので機械的にネウロイを視認する為のものです・・ 正確にはネウロイではなく動いている物体を視認する為のものですが・・ ただ自作なのでたまに故障します・・」 サーニャ「自作なんですか・・凄いですね」 俺「・・自分には固有魔法が無い分足手まといにならぬよう・・ 失わないよう何処かで血反吐を吐く位努力しなければいけなかっただけです・・ ・・先に上がってます」 サーニャ「え・・あの・・」 エイラ「なんダヨあいつ・・せっかくサーニャが褒めてやったノニ・・」 サーニャ「きっと俺少尉にも守りたかった何かがあるのよ・・知られたくは無いようだけれど ・・一瞬だけ拒絶の篭った声だったわ」 彼に心を開かせるのは厄介そうね・・ ―――――――― 深夜の上空 俺「・・この周囲に異常は無し 次の観測点へ行きましょう・・」 サーニャ「そうですね・・ただ・・もう少し近付かないと詳しくわかりませんが次の観測点より向こうにネウロイと思われる反応が・・」 俺「了解しましたサーニャ中尉 警戒体制に移行、目標を視認次第撃墜体制に移行します」 エイラ「なんカ・・上空に上がってからずっと変ダナ・・ おいっ!俺少尉!」 俺「なんでしょうかエイラ中尉 視認するのに集中したいので手短にお願いします」 エイラ「お前・・本当に俺少尉カヨ? いつもと何か違うダロ・・」 俺「・・戦場ではオドオドしていられません 戦場では自分に危害を加える者は全て敵です 気に入らないなら堕とせば済むだけです」ニヤァ エイラ「・・怖い事言うナヨ」 俺「後半は冗談ですよ・・ 御安心下さい・・危なくなったら御二方は逃がしますので」 エイラ「大丈夫ダ、私とサーニャが居れば負ける事はナイ」 サーニャ「・・俺少尉 ネウロイの反応を正確に確認しました まっすぐこちらに向かっています、このまま進めば接敵します」 俺「サーニャ中尉、敵が進路を変えた時は教えて下さい ここで迎え撃ちます 俺は装甲を剥がしてコアを露出させますので誰かコアを砕いて下さい」 ゴーグルを外しNTW-20を構えスコープを覗く 暫くしてこちらに向かって来る何かがスコープに写る 焦らない事・・敵を十分引き付けてから撃てば何の問題も無い・・ 焦れば勝利は遠退く・・ 俺「・・君が中型クラスじゃなければ勝てたかもしれないね 後は単騎でなくても苦戦したかな・・ 撃て、撃て、撃て!」ダンッ!…ダンッ!…ダンッ! 3発の銃弾を放ち前面装甲を剥ぎコアを露出させる そこに二人の攻撃が加わり無事コアを砕く事に成功する あのロケット弾当たったら流石に痛いだろうな・・ エイラ「・・なんで自分でコアは砕かなかったんダヨ 弾はまだ1発残ってるヨナ?」 俺「・・単騎戦闘じゃないんです 味方が居るなら止めは任せたい主義なので・・」 エイラ「・・まあどうでも良いカ 撃墜した事に変わりは無いシナ」 俺「・・・・・」ギリッ サーニャ「?どうかしましたか?」 俺「いえ・・次の観測点が最後です・・ 行きましょう・・」 ―――――――――― 早朝の格納庫 俺「お・・お疲れ様でした・・」 エイラ「・・普段から堂々と出来ないノカ?」 俺「無理です・・ごめんなさい 戦場じゃないと中々虚勢は張れません・・ 中佐には俺から報告しておきますので・・おやすみなさい」 エイラ「・・なんか疲れたナ・・」 サーニャ「眠い・・」テクテク エイラ「ね、寝掛けたまま歩くのは危ないっテ!サーニャ!」 ―――――――――― 執務室 俺「以上が昨夜の戦闘の詳細です・・ 眠っていた所起こしてしまって申し訳ありませんでした・・ 書類仕事は代わりにやりますからおやすみ下さい・・」 ミーナ「構わないわ・・俺少尉も徹夜なんだから休めば良いのよ? 書類仕事はまだあるからそれからでも良いわ・・」 俺「・・いえ、徹夜には慣れてますから・・ 朝食の後には訓練もあります・・今日は夜間哨戒ではありませんし夜には休めます・・ 朝食の時間に寝過ごさないように起きて居たいんです・・ 迷惑・・でしょうか?」 ミーナ「迷惑では無いわ・・ただ無理をさせたくは無いだけよ」 俺「このくらいは大丈夫です・・任せて下さい・・」 ミーナ「そう・・? なら休ませて貰おうかしら・・」 俺「はい・・そうして下さい・・ 出来る限りの事はさせていただきますので・・ おやすみなさい・・」 ミーナさんが部屋を出るのを確認してから書類を整理する 流石にというか当然というかミーナさんにしか処理出来ない書類は多い・・ だがそうじゃない書類は全て処理したい 朝食までに終わるかな・・ ―――――――――― 宮藤「失礼します ミーナ中佐、朝食の用意が・・ あれ?俺さん?」 俺「中佐は自室ですよ・・宮藤軍曹・・ 自分は皆さんが食事を終えてからで結構ですので中佐を起こしに行ってあげて下さい・・」 宮藤「えっと・・何してるんですか?」 俺「中佐の許可を取って書類仕事を手伝ってます・・ 中佐は・・疲れている様子でしたから・・休んで貰いました・・」 宮藤「そうなんですか・・でも朝食はみんなで食べた方が良いですよ? 一人で食べるより美味しいですから」 俺「俺と一緒に食べても美味しくは無いですよ・・ 俺も一人で食べた方が気楽ですし・・」 宮藤「駄目です!美味しいか美味しくないかは別として一人で食べさせる訳にはいきません!」 俺「・・わかりました もう少しでキリの良い所まで終わりますから・・後で行きます・・」 宮藤「皆さん待ってますから早くして下さいね? それでは失礼しました」パタン 俺「・・誰かを待たせて何か言われるのが嫌だから一緒に食べたくないって気持ちわからないのかな・・ わかる訳無いよね・・ そりゃ宮藤軍曹は俺じゃないし・・当たり前だよ ・・一生わからない方が良いとは思うけどね」 ―――――――――― 食堂 俺「すいません・・少し遅くなりました・・」 急いで席に着き謝る 皆さんとはちゃんと距離を取るのは忘れていません 宮藤「大丈夫ですよ、そんなに待っていませんから」 俺「すいません・・ あの・・何時でも構わないんですけど皆さんの戦闘スタイル・・といいますか特徴を書類に纏めて提出して下さい・・」 戦闘中誤って射殺はしたくありませんからね・・ ゲルト「・・何時になるかわからんが出来るだけ早く私がみんなの分をある程度纏めて提出しよう それで良いか?」 俺「はい・・ありがとうございますトゥルーデさん・・」 宮藤「はい、俺さんの分です おかわりありますからね?」 俺「あ・・わざわざありがとうございます・・ いただきます・・」 宮藤「この納豆私が作ったんですよ!どうです?」 俺「・・市販のものより美味しいですね・・」 宮藤「そうですか!よかったー」 俺「・・・・・」モグモグ エーリカ「元気ないねー俺ー 疲れてる?」 俺「いえ・・そんなことはないです・・ いつもこんな感じですから・・」 坂本「梅干し食うか?俺?」 俺「いただきます・・」 美味しい ペリーヌ「・・・・・」スッ 俺「・・ペリーヌさん?」 ペリーヌ「わたくしはこれは食べられませんから美味しいのならあげますわ」 納豆美味しいのに シャーリー「一見優しい様に見えるけど自分の嫌いな食べ物を押し付けただけだよな・・」 俺「それでも嬉しいですよ・・ありがとうございます・・ペリーヌさん・・」 ペリーヌ「・・どういたしまして なんだか罪悪感ありますわね・・」 ミーナ「まあ・・俺少尉は喜んでいるし良いんじゃないかしら」 俺「・・・・・」モグモグ 誰かと食べるのもそう悪くはないかもしれないと少しだけ思った ―――――――――― 執務室 俺「・・・・・」カリカリ ミーナ「・・訓練は良いの?」 俺「この書類だけ終わらせたら・・行きます やらせて下さい・・」 ミーナ「わかったわ・・コーヒーでも煎れてあげるわね?」 俺「ありがとうございます・・ミルクだけで良いですから・・」カリカリ ミーナ「俺少尉・・少しはここに慣れたかしら?」 俺「・・少しは」 ミーナ「そう・・それは良かったわ はい、どうぞ」 俺「ありがとうございます・・」 ミーナ「・・ネウロイに止めをさせないというのは本当なのかしら?」 俺「・・・・・」ピタッ ミーナ「本当なのね? どうしてか聞いて良いかしら?」 俺「昔・・前の部隊には恋人がいました・・ 恋人と言っても手を繋ぐくらいしかしてませんでしたが・・ ある日・・ネウロイに止めを刺そうとして引き金を引いた時に・・射線上に彼女が飛び出して来て・・ 今ではなんとか撃つ事は出来るようになりましたがコアが露出した状態で止めを刺す時にはあの時の事が頭に浮かんで撃てません・・ その時から孤立してましたね・・」 ミーナ「そう・・そんな事が・・ それは辛かったわね・・」 俺「辛かった・・そうですね・・ 彼女が即死だったのは・・まだ救いがありましたね・・ 痛みも無く逝けたのですから・・ ごちそうさまでした・・ 終わりましたので訓練に戻ります・・」 席を立ち廊下に出る為に扉を開く ペリーヌ「あ・・」 俺「えっ・・? えっと・・話聞いてません・・よね?」 ペリーヌ「・・・・・」ダッ 俺「あ・・ちょっと・・ ・・聞かれてしまいました・・」 ミーナ「・・・・・」 俺「出来れば・・中佐以外には秘密にしたかったです・・」 ミーナ「大丈夫だとは思うけど一応他言無用でお願いしてみるしかないわね・・」 俺「じゃあ・・頼んでみます・・ あっち・・だった筈」タッタッ ミーナ「大丈夫かしら・・」
https://w.atwiki.jp/shiao71/pages/18.html
スマホでブラックジャックによろしく を全巻無料で読んだよ。 続きは、新ブラックジャックによろしくなんだよね。 読みたいけど有料なんだよなぁ・・・ どうしようかなぁ~ ネカフェに行くのも面倒だし、 誰か貸してくんないかなぁ~。。。
https://w.atwiki.jp/tesseikaiwa/pages/13.html
ベストえいごのうた~What’s Your Name?|What Do You Like? 日本でもお馴染みの英語曲を羽生未来、戸田ダリオ、G.アーウィン、他の歌で収録 幼児期からの歌を通した英語教育に最適な内容のアルバムです 曲目タイトル: 1. What’s Your Name?(あなたのなまえは?) 2.Good Morning,Good Evening,Good Night(おはよう こんばんは おやすみなさい) 3.How Do You Do?(ごきげんいかが?)(イギリス民謡) 4. My Family(わたしのかぞく) 5.Grandfather’s Clock(おじいちゃんのふるどけい)(アメリカ民謡) 6. What Do You Like?(なにがすき?) 7.Happy Birthday to You(ハッピー・バースディ・トゥ・ユー) 8. Skinnamarink(スキナマリンク)(外国民謡) 9. The Days of the Week(1しゅうかん) 10.This Little Pig Went to Market(こぶたがいちばにいったよ)(外国民謡) 11.Polly,Put the Kettle On(ポリー,やかんをかけて)(イギリス民謡) 12. Hush,Little Baby(ハッシュ・リトル・ベイビー) 13. Magic Shapes(マジック・シェイプ) 14.Rock-a-Bye,Baby(ロッカバイ・ベイビー)(イギリス民謡) 15. Let’s Go Shopping(ショッピングにいこう!) 16.John Brown’s Baby(ジョン・ブラウンのあかちゃん) 17.This is the Way(わたしはこうやるの)(イギリス民謡) 18.Are You Sleeping?(ねむっているの?)(フランス民謡) 19. Pat-a-Cake(ケーキをこねて) 20. Alphabet Song(ABCのうた) おやこでうたおう!えいごのうた(CD) あいさつやどうぶつの鳴き声などのやさしい歌、親子で楽しく遊べる歌、 日本でもおなじみの歌が大集合!はじめてふれる英語の歌にぴったり! 歌いながら親子で遊んでみたり(遊び方付き)、歌いながら親子でエアロビクスをしたりと、楽しみながら、初ENGLISH! 収録曲 ■うたってみよう!■ ★やさしいえいごのうた★ 1・おはよう (Good Morning) 2・こんにちわ (Hello Song) 3・あさねぼうの うた (Are You Sleeping?) 4・アルファベットの うた (The Alphabet) 5・ビンゴ (Bingo) 6・どうぶつの おしゃべり (Animal Talk) 7・10人の インディアン (Ten Little Indians) 8・おたんじょうびの うた (Happy Birthday To You) ■おやこであそぼう!■ ★たのしいあそびかた(遊び方付き)★ 9・こぶたちゃん いちばへ いった (ThisLittlePigWentToMarket) 10・ゆびの うた (Finger family) 11・2わの ことり (Two Little Dicky Birds) 12・くまさんが やまへ いきました (TheBearWentOverTheMountain) 13・ひらいて むすんで (Open, Shut Them) 14・あたま かた ひざ つまさきさん (Head,Shoulders,Knees,Toes) 15・バスの うた (The Bus) 16・ホウキー・ポウキー (Hocky Pocky) ■きいてみよう!■ ★ゆかいな えいごのうた★ 17・ロンドンばし (London Bridge) 18・ゆかいな まきば (Old Macdonald Had A Farm) 19・もりの くまさん (The Bear) 20・メリーさんの ひつじ (Mary Had A Little Lamb) 21・マフィンうり (The Muffin Man) 22・しあわせなら てを たたこう (IfYou reHappyAndYouKnowIt) 23・たにの おひゃくしょうさん (The Farmer In The Dell) 24・5ひきの こざる (Five Little Monkeys) 25・6わの ちいさい アヒル (Six Little Ducks) 26・ヤンキー・ドゥードゥル (Yankee Doodele) 27・どうぶつえんへ いこう (Goin To The Zoo) 28・ドレミの うた (Do Re Mi) 29・キラキラぼし (Twinkle, Twinkle, Little Star) ■Let s ! ■ ★えいごでエアロビクス★ 30・ハンド エアロビクス! (Shake it Up !) えいごのうたベスト50 子供のための英語の歌50曲を収めた教育用CD。 誰でも知ってる曲の数々を、英語ヴァージョンで可愛らしくアレンジしてあるります★ アルファベットと簡単な単語を覚えられるイラスト表も付いてます♪ 曲目タイトル: Disk A 1. ABCのうた 2. ハッピー・バースディ・トゥー・ユー 3. いぬのおまわりさん 4. てをたたきましょう 5. ひらいてむすんで 6. ウイー・ウイリー・ウィンキー 7. たろうさんのあかちゃん 8. もりのくまさん 9. あたま・かた・ひざ・つまさきさん 10. おおきなくりのきのしたで 11. グッド・モーニング・トゥ・ユー 12. ロンドンばし 13. マフィンうり 14. エーデルワイス 15. ハンプティ・ダンプティ 16. メリーさんのひつじ 17. ヘイ・ディドゥル・ディドゥル 18. どうぶつえんへいこう 19. メェー,メェー,くろひつじさん 20. ポウリーちゃん,やかんをかけてね 21. ハッシュ・リトル・ベイビー 22. パフ 23. オブ・ラ・ディ,オブ・ラ・ダ 24. こんやライオンはねむってる 25. しあわせならてをたたこう Disk B 1. ドレミのうた 2. ビンゴ 3. 10にんのインディアン 4. たんぼのなかのいっけんや 5. 3びきのねずみ 6. せんろはつづくよどこまでも 7. ゆかいなまきば 8. チック・タック 9. ぶんぶんぶん 10. おおきなふるどけい 11. くわのきをまわろう 12. ヤンキー・ドゥードルがやってきた 13. ネコちゃん・ネコちゃん 14. ヒコリ・ディコリ・ドック 15. わたしのおきにいり 16. こげこげボート 17. セブン・ステップス 18. ロッカバイ・ベイビー 19. ジングルベル 20. サンタがまちにやってくる 21. あかはなのトナカイ 22. ママがサンタにキスをした 23. ウィンター・ワンダーランド 24. アー・ユー・スリーピング 25. きらきらぼし たのしい英語のうたベスト60《CDツイン》 英語に出会った時から歌える曲から本格的に歌える曲までがクィーンズ・イングリッシュで歌われています “話せる英語”に大切なリスニング/スピーキングを身につけるのに最適な1枚です 曲目タイトル: Disk A 1. アルファベットのうた 2. ビンゴ 3. はじめまして 4. おはよう 5. あさねぼうの歌 6. 私はこうやるの 7. メリーさんの羊 8. メェー,メェー,黒羊さん 9. ラベンダー・ブルー 10. ぶんぶんぶん 11. 2羽の小鳥 12. 6羽のあひる 13. ゾウが一とう おさんぽへ 14. インシー・ウィンシー・スパイダー 15. あめあめ やめやめ~雷さまだ 16. 1.2.3.4.5 17. ベッドの中に子どもが10人 18. 10ぽんのぷっくりソーセージ 19. 私はちっちゃなティーポット 20. ポリーちゃん,やかんをかけてね 21. どんぶらこっこ どんぶらこ 22. こぶたちゃん市場へいった 23. マフィン売り 24. パン屋さん,パン屋さん 25. 6ペンスのうたをうたおう 26. ジョージィ・ポージィ 27. ディン・ドン かねがなる 28. 3匹の子ねこ 29. わたしの小さな木の実のなる木 30. ねんねん,あかちゃん Disk B 1. ロンドン橋 2. こげこげボート 3. バスのうた 4. 大きなふねにのるもの 5. ふなのりがうみへいったよ 6. ホーキ・コーキ 7. 頭と肩,ひざとつま先 8. 幸せなら手をたたこう 9. おめめがふたつ 10. 大きな栗の木の下で(イギリス版) 11. ちいさなピーター・ラビット 12. 熊さんが山へ行きました 13. いたちがぴょんとはねてでる! 14. 動物たちが行進だ!行進だ! 15. ヤンキー・ドゥードゥル 16. ドレミの歌 17. お誕生日のうた 18. あるおじいさん 19. ゆかいな牧場 20. ハバードおばさん 21. 田んぼの中の一軒家(谷間の農夫) 22. オーバー・イン・ザ・メドウ 23. ジャックとジル 24. ハンプティ ダンプティ 25. ヒコリ・ディコリ・ドック 26. ヘイ・ディドゥル・ディドゥル 27. パパとダンスを踊ろう 28. ウィー・ウィリー・ウィンキー 29. きらきら星 30. ゴールデン・スランバーズ
https://w.atwiki.jp/wiki6_kata/pages/25.html
.
https://w.atwiki.jp/ddr_dp/pages/3432.html
ここからよろしく大作戦143(楽) 曲名 アーティスト フォルダ 難易度 BPM NOTES/FA(SA) その他 ここからよろしく大作戦143 BEMANI Sound Team "あさき隊" A20+ 楽6 184 278 / 19 武装神姫BC×BEMANI 稼働記念キャンペーン STREAM VOLTAGE AIR FREEZE CHAOS 43 30 10 29 0 楽譜面(6) / 踊譜面(9) / 激譜面(11) / 鬼譜面(-) 属性 カニ歩き 譜面 https //livedoor.blogimg.jp/yanmar195/imgs/d/7/d7e5a67a.png 譜面動画 https //www.youtube.com/watch?v=9NRnGTTrFIg (x2.5, NOTE) プレイ動画 https //www.youtube.com/watch?v=VpvE0ZxiYZE (x2.0, NOTE) 解説 2020/12/24追加。「武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター」との連動イベント「武装神姫BC×BEMANI 稼働記念キャンペーン」の解禁曲。 2021/03/01より無条件解禁。 ホームポジションスタート。昨今の楽譜面らしく正面配置主体に時折渡りが含まれる譜面で、縦2連込みの4分が多め。一部遠い同時と裏拍があるので注意。 -- 名無しさん (2021-01-07 18 33 05) 名前 コメント コメント(私的なことや感想はこちら) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/wiki6_kata/pages/16.html
田邉さんの突然の死を知らされてから半日、今だその驚きと悲しみが消えないでいた時、意外な人物が僕を訪ねてきた。 玄関の扉を開けると、最初に鴉の羽毛を剥ぎ取りそのまま取って付けたような黒い黒い髪の毛が目に入った。何故かというと彼が中腰だったせいである。そして彼が腰を上げると、そこにはどこか気の抜けた、しかし彼特有の頑なにどこまでも真っ直ぐな、標的の獲物を射抜く鋭さを持ち合わせた瞳が僕の眼前にあらわれた。僕を真っ直ぐに見つめるその瞳の持ち主は、この白樺荘の管理人である佐々木博巳(ササキヒロミ)だった。 「あ、どうも。どうしたんですか、突然」 「いや、ちょっとね。少し話があるんだが、まあ、ここで話すのも何なのでよければ上がらせてもらってもいいかな?」 「あ、はい。構いませんが……あ、すいませんこれどうぞ」 僕は管理人さんを招き入れ、開けた玄関の扉を閉めて、来客用のスリッパを管理人さんの足元に差し出した。 彼は軽くお辞儀をし、茶色のローファーを脱ぎ、スリッパに履き替えて、脱いだ靴を丁寧に揃え直した。 「すいません、あまり片づいてないんですけど……」 「いや、構わないよ」 僕は管理人さんを居間まで案内した……と言っても玄関から目と鼻の先にあるわけだが。 「えーっと、一応コーヒーかお茶ならお出しできますが」 「いえ、どうぞお気遣い無く。あ、じゃあせっかくなんでお茶をもらおうかな?」 「はい。すぐ用意しますので、そこのソファに座って待っていてもらえますか?」 とりあえず管理人さんにはソファの上に腰掛けてもらい、僕は台所に向かった。コンロの上に置いていたヤカンに水を入れてお湯を沸かす作業に入る。沸騰するまでの間、ガラス棚から客用と自分用の湯飲み、それに茶葉を取り出し、台所に置きっぱなしだった急須(もちろん洗ってある)にティースプーンで茶葉を小さじ2杯分程度入れておく。しばらくして、沸騰したお湯を急須に注ぐ。それから茶葉が開くまで1分程待ち頃合いを見て、用意していた湯飲みにゆっくりと均等にお茶を注いでいく。最後の一滴まで入れ、濃淡が程良く均等になったのを確認して、お盆に湯飲みを置き居間まで持っていった。 「どうぞ、粗茶ですが」 「ああ、いや、すまないね、ホント」 テーブルの上に湯飲みを、お盆を畳みに置いてから僕はテーブルの横に座布団を敷き、その上にあぐらをかいて座る。ちょうど管理人さんが腰掛けているソファと向かい合う形になった。 「何か茶菓子でも用意できればいいんですけど、あいにくろくなモノがなくて…」 「いや、本当にお構いなく。こちらこそ突然ですまないね」 「いえ。それで、何か僕にお話があるんですよね?」 彼はゆっくりとした動作でお茶を一口飲み、フゥと一息ついてから、静かな口調で喋りだした。 「ああ。そうなんだが……君は」 と話しを切り出そうとしたが、右手を口元に添えて何度か軽く咳払いをしたため、話が途切れてしまう。 「失礼。君は、松岡君はここに来て何年になるんだったかな?」 「はい。ちょうど去年のこの時期に引っ越してきました」 「ああ、そうか。僕がここの管理人になってからすぐだったね、そういえば」 「ええ、あのときはろくに挨拶もできずにすいませんでした」 「いや、それはお互い様だよ。僕も仕事を辞めて意気消沈していたときだったからね。僕のほうこそ住人の方々にちゃんとした挨拶ができなかったと思っているよ。申し訳ない」 彼はソファの上で小さく頭を下げた。僕も反射的に頭を下げる。 「いえ、そんな。本当にこちらこそ。これからもよろしくお願いします」 二人向かい合って頭を下げる光景。それが何だか妙に気恥ずかしくなってお互い思わず苦笑してしまった。 それからしばらくとりとめのない世間話をした。大学のこと白樺荘のこと、管理人さんが昔勤めていた会社の話など。僕は彼の話に耳を傾け相づちを打ちながら、改めて彼の風貌を観察した。顔は有り体に言ってかなり整っているほうだろう。 いわゆるアイドルのそれとは違う、何というかいわゆるインテリっぽい顔立ちである。おそらく一度も染めたことがないであろう黒い艶のある髪の毛は彼が今まで歩んできた人生を物語っている気がした。口元と顎には無精ひげを生やしているが、おそらく剃れば実年齢よりかなり若く見られるのではないだろうか? そう思えるのは外見だけじゃなく彼の内面そのものが、純粋な大人ではないからだ。何故か直感的にそう思えた。 服装は至って普通だった。ストライプのボタンダウンシャツに黒無地のニットベスト。それにセンタープレスの入ったグレーのスラックスパンツを穿いている。しかし背が高く顔立ちも良いので、シンプルな格好が逆に彼の存在を際だたせていた。 こんなに男前だったんだ、と失礼ながらも僕は心の中で感心した。実のところこんなに長く話すのも初めてでほとんど初見に近いような感じであったからかもしれないが、一度引越のご挨拶の際に伺ったときは、もっと今よりもずっとイメージが違った気がする。気がするというのは要するにそれほどまでに印象に残っていなかったということだ。 僕がそんな不埒な考えに浸っているとき、不意に喋っていた管理人さんのトーンが下がった。 「松岡君は……知っているのかな? その、彼のこと」 彼? 胸中で自分に問いただせる。彼…… 「田邉さん……ですか?」 僕が恐る恐る聞き返すと、彼はゆっくりとした動作で、音もなく頷いた。 「そうか。知っているのか。差し支えなければ誰に聞いたか教えてもらえるかな?」 「彼の、田邉さんの同僚の方に聞きました。そう、確かその同僚の方が田邉さんのバイクをここに返しにきたときですね」 僕はその時のことを詳しく話した。田邉さんが飲みにいくのにバイクで出かけたが、帰りの際は同僚にバイクを預けて 電車で帰ったこと。そしてその後、彼が亡くなったということも。 「ふむ、そこまで知っているのか。いや、本当は僕の口から住人の方に話さなければならなかったのだが」 均整の取れた顔を僅かに歪ませてしばらく思案したような風を見せた後、再び話を切り出した。 「彼の死因はその同僚の方から伺っているのかな?」 「事故……と言っていたと思います」 僕はその時の記憶を思い起こしながら、そう告げた。 「事故か。そうだな、そう思えたほうがずっと楽だろうな」 思えたほうが? それはどういう意味ですか、と聞き返そうとしたが、僕の意に反して僕の声帯はその音を発することができなかった。右手で唇に触れると僅かに痙攣を起こしている。僕は喉奥に溜まった唾をゴクリと飲み込み軽く深呼吸をして、もう一度口を開いた。 「それは……どういう意味ですか?」 その声が管理人さんの耳に届いているかどうか一瞬不安になるが、彼が頷いたのを見て、秘かに安堵した。 「うん。その、非常に住民の方々には申しづらいのだが……自殺、かもしれないんだ」 「ジ、サツ?」 一瞬管理人さんが何を言っているのか理解できなかった。ドクンと自分の耳に聞こえるほどの心臓の音が僕の体を打ち、瞬きをするほどの間隙もなく完全に僕の意識は反転し、底の見えない深い闇へと追いやられていった。 空気が凍り付き、目の前が真っ暗になる。 息ができない。空気が凍っているせいだ。 何も見えない。きっと僕の目が可視光を認識できなくなったせいだ。 何も聞こえない。きっと僕の鼓膜がこの世界の音を受け入れなくなったせいだ。 何も話せない。きっと知らない誰かが僕の唇に見えない糸を何重にも縫い合わせてしまったせいだ。 何も見えない何も見えない何も見えない何も見えない何も見えない何も見えない何も見えない何も聞こえない何も聞こえない何も聞こえない何も聞こえない何も聞こえない何も聞こえない何も話せない何も話せない何も話せない何も話せない何も話せない息ができない息ができない息ができない息ができない息ができない息ができない!!!!!!!! 自殺。 「!!ガッ、はぁ!」 凍り付いた空気が再び動き出し、僕はありったけの息を吐き出した。止まっていた心臓が一気に酸素を求めて部屋中の空気を内に吸い込んでいく。いつの間にか横に管理人さんが居て、僕の上半身を両手で支えていたのが目に入った。 「大丈夫か、松岡君!」 そう管理人さんが僕に問いかけた気がした。気がしたのは僕の頭が、耳がその音をはっきりと捉えることができなかったせいだ。まだ苦しかったがかろうじで、大丈夫です、と声をだすことができた。 「すまない、やはりもっと後に知らせるべきだったのかもしれない」 「い……え」 僕は立ち上がり部屋中の窓を開けた。一度ベランダに出て夕陽の支配する紅い景色の中、大きく息を吸い込む。 「はぁ…………ふぅ。はぁ…………ふぅ」 しばらく深呼吸を繰り返しながら夕日を見ていると、段々と落ち着いてきた。 「大丈夫かい?」 後ろから管理人さんの不安げな声が聞こえる。今度ははっきりと理解できた。視界がクリアになり、霞がかって朧気だった意識が明白になってくる。僕は踵を返し、夕焼けの景色を背に向けたまま管理人さんの方に体を向けた。彼もテーブルの横に突っ伏したまま僕と向かい合う。 「すいません、取り乱してしまって。もう、大丈夫です」 今度は相手の耳に届くほどの声を出すことができた。 「いや……すまない。まさかこれほどまでに君が動転するとは思わなかったものだから。こちらが迂闊だった。君は彼とは、田邉さんとは相当親しかったんだね」 彼の顔に後悔の念が見られた。苦虫を噛みつぶした様な表情をした後、彼は再びすまないと言った。 「いえ、違うんです。あ、いや、もちろんショックですけど…僕は田邉さんとは友達と言えるほど親しく交流を重ねたわけではないんです。けれど、彼が自殺をするような人だなんて、とても信じられません」 僕がそう話すと、不意にベランダのガラス戸に取り付けたカーテンがふわっと浮き、一際強い風が吹いた。さっきまでは気が動転していて気が付かなかったが、今日はかなり冷え込むようだ。風が外の冷気を乗せて部屋に押し寄せ、室内の気温を急激に下げていく。 けれど僕はそんなことはおかまいなしだった。僕の身体はそれ以上になお冷たく、なお深い闇にとらわれていたからだ。 これから知らされる残酷なまでの事実という闇に。 玄関先までのびている管理人さんの影が朧気にゆらめく。 「そうなのか。いやしかし、わかるよ、君の気持ちも。彼と一度でも話したことのある人間なら誰しもがそう思うだろうね」 そう言うと、彼の影は覚悟を決めたようにまるで微動だにしなくなった。同時に彼自身もかかしのように瞬きひとつせず時が止まったかの如く、そこに静止した。 しばらくの重苦しい沈黙の後、管理人さんは事件?の顛末をゆっくりと語りだした。 管理人さんが帰ってから30分ほど経った頃、僕はソファに寝転がり、先程の管理人さんの言葉を思い出しながら何度も反芻していた。 管理人さんの話では事故?当日の深夜未明、○○駅前の雑居ビル裏の駐車場にて倒れている田邉さんを近くを通りかかった会社員が発見。その後救急車で病院に運ばれたものの、死亡。死因はビルからの転落による内臓破裂等と断定。○○警察署は自殺と他殺両方の線で捜査をすすめているということだそうだ。 ……正直あの人が自殺をするなんて、何だか嘘みたいな話だ。今でもどこかで遊び惚けているんじゃないか? きっとそのうち遊び疲れてここに帰ってくるんじゃないか? そう思える程それはあまりに現実味がなくて僕には受け入れがたい事実だった。 管理人さんのところに警察から電話がかかってきたのは事故当日の昼頃だったらしい。内容は田邉さんが死亡したということ、そして住人の方に簡単な聞き込みをしたいという内容だった。とりあえずそれぞれ住人の方の同意が必要なので、それの確認をして欲しいということで、僕のところに管理人さんが来たというわけだ。一応全員の許可を有無をとってから連絡するということになっているらしく、他の住人は概ね了承していて、後は僕が返事すれば、明日すぐにでも伺える状態だそうだ。 「聞き込みと言ってもそう気構えることはないよ。聞かれたことに答えるだけでいい。知っていることは話して、知らないことは知らないと言えばいい。なに、ものの20分ほどで終わるだろうさ」 その言葉を聞いてか否か、僕は上の空で、はいと言ってしまった。 住人それぞれの都合もあるので、時間の空いている者から順にすすめていくらしく、あいにく僕がトップバッターに選ばれてしまった。明日は大学もバイトもない。つまり一日中ヒマなのだ。 一応昼頃に来てもらうように言っておくけど構わないかい? という言葉に僕はあいまいにうなずいてみせたが、心の中は濃霧の森の中を一人であてもなく彷徨う童話の中の主人公の気分だった。何もかもが不安でスッキリしなくて、見えない何かに押しつぶされそうな自分に恐怖して、この現実から逃げ出したい気分だった。 けれどいくら逃げようと、彼が死んだという事実は決して僕を逃がさない。そう、彼は紛れもなく死んだのだ。それは疑いようもない事実であり、決して覆らない真実なのだ。 だから僕はその真実を受け入れなくてはならない。だから僕は彼の死を直視し、彼が死んだことを受け入れなければならない。僕は僕の日常の崩壊を防ぐために彼の死を受け入れなければならない…………………… どうやら思ったよりも疲れているようだ。疲れていると分けもなく不安に駆られるクセがある。悪いクセだ。不安なことなんて何ひとつない、ないんだ。きっと明日になれば全てが元の日常へと回帰するに違いない。良い方向に考えるんだ。きっと大丈夫。時が経てば全ては…………………気がつけばもうかなり遅い時間になっていた。振り子時計のハリは午前の数字をさしている。明日のこともあるし、今日はもう寝よう。眠りは全ての不安、恐怖や絶望を取り払ってくれる最高級の麻薬だと思う。これほど人が欲求し、切望する快楽は他にはない。何故なら僕らは眠らなければ生きることも死ぬこともできないのだから。 瞼を閉じると眠気はすぐに襲ってきた。後はこのまま僕の意識は速やかに宵闇へととけ込み、安らかに眠れることだろう。未来への不安も過去への憧憬も全部全部夢の中に捨ててしまえばいい。全ては夢が現、現が夢なのだから。 そしてまもなく意識が途切れる寸前、不意に彼女のあの言葉が頭をよぎった気がした………………あのとき何故彼女はあんなことを言ったのだろう? その不意打ちとも言える疑問を最後に、僕の意識は完全に途切れ、後には時計のハリの無機質で規則的な音だけが辺りを支配していった。[[@wikiへ http //kam.jp" META HTTP-EQUIV="Refresh" CONTENT="0; URL=http //esthe.pink.sh/r/]]
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/3012.html
「そういえば、少佐」 「なんだい、レミリア嬢?」 「貴方はこの世界に来るまで何をしてたの?」 「んー、ドッジボールだ…」 「へぇ~(外の世界では弾幕ごっこじゃなくてドッジボールが流行っているのね)」 (冗談のつもりで言ったんだが……バトルドッジボールIIもよろしく!) 地上での激闘など露知らず、レミリアとギリアムは地下ダンジョンを進む。 イナバ製作所資料室は地下ダンジョン第六フロア辺りにあるらしい。 現在二人は第四フロアを進んでいる。 「それにしても、『パラレルワールド』ねえ……やっぱり不思議ね」 「不思議に思うのも無理は無い」 移動の最中にレミリアはギリアムからパラレルワールドについて大まかな説明を聞いた。 地球連邦軍やPT(パーソナルトルーパー)、インスペクター事件やL5戦役、バルトール事件。 が、レミリアの聞き覚えが無い事柄や単語が多すぎたので、半分くらいしか理解できなかった。 だが、それはギリアムにも当てはまった。 レミリアの話もまた、まるで不可思議この上ない事柄ばかりだった。 「あっ、荒木先生」 「やあ、レミリアちゃん」 「なんだ、お前も居たのか? 橙子達はどうした?」 「今、確か『ショッカー』とかいう連中に……」 「何、ショッカーだと!? 今、そいつらはどこに居るんだ!」 「少佐、落ち着きなさい!」 そして二人は途中で地下に退避していた荒木飛呂○と合流した。 そこで今地上で起こっていることを聞いたのだが。 ショッカーという単語を聞き、あのいつも冷静沈着なギリアムが取り乱す。 実は過去にギリアムという男はテロリストに家族同然の仲間を殺されたのである。 その時のテロリストこそが『ショッカー』、そして、その首謀者の名は『死神博士』 「でも、大丈夫だ。今、仮面ライダーたちが戦っているみたいだ」 「そうか……(ショッカーが復活したのか? いや、可能性としては時間軸にまで影響が及ぼされているのか?) ではこちら側も急がねばな!」 「でも、まだ距離がありそうよ? どうするの?」 「こういうのはどうも好きになれんが… コード・クリア、メインタームアクセス、モードアクティブ!」 不意に頭上から黒き亡霊が現れた。 「CALL!GESPENST!」 ギリアムは遠隔操作でゲシュペンストを呼び出したのである。 「では、急ごうか!」 「ええ(なんだかノリノリね、少佐)」 【三日目・3時30分/新惑星・イナバ製作所地下】 【レミリア・スカーレット@東方Project】 【状態】激しい怒りと深い悲しみ、カリスマ普段よりちょっと上 【装備】普段着withイナバ製作所、社長が投影した咲夜さんのPAD 【道具】 【思考】 0:ギリアムを案内する 1:マーラ様の人、八雲紫を探し、殺して咲夜の仇をとる 2:イナバ製作所社長に従う 3:社長が本格的に心配 【ギリアム・イェーガー@スーパーロボット大戦シリーズ】 【状態】健康 【装備】ゲシュペンスト・タイプRV 【道具】不明 【思考】 基本:主催者を倒す。 0:資料室に向かい、イナバ製作所社長について調べる。 1:主催者基地を探す。 2:ヒーロー戦記もよろしく! 3:バトルドッジボールIIもよろしく! ……そういえば、ライダーキラーも出てたな 【荒木飛呂〇@現……実……?】 【状態】波紋使い、吸血鬼 【装備】なし 【道具】支給品一式、イナバ物置、漫画家に必要なもの全て 【思考】 1:資料室に向かい、身を隠す。 2:締め切りまでに原稿を仕上げる 3:バトロワに関しては割とどうでもいい
https://w.atwiki.jp/pendoku/pages/29.html
英会話スクールの前に英語絵本 お子様を英会話スクールに行かずに楽しい英語学習ができます。 大人向けの英語の絵本もあるため、英語の勉強が上手くいってない方には、ぜひ音声ペン対応の英語絵本お勧めします。 楽しいコンテンツが満載! 子供に飽きさせない工夫がたくさん盛り込まれている楽しい絵本。 頭のやわらかい子供のうちなら、グングン覚えられるのが言葉です。 イラストから英語の読み方を一つずつマスターしていけます。 こどもへの読み聞かせにもぴったりな音声ペンで英語と日本語の読み方を同時に覚えられます。 英語教材
https://w.atwiki.jp/maid_kikaku/pages/1900.html
( 投稿者:ushi ) 拝啓、総領息子様。 覚えておいででしょうか。私がニキシー管時計をお作りさせていただいた折り、その出来映えがことのほかお気に召したのでしょう。総領息子様が続けざま、電気ギターの製作をご依頼なされたときの話です。 幸い電気楽器というもの、それ自体は、すでにアルトメリア諸国において製品化がなされておりましたので、ほどなく資料が手に入り、完成に漕ぎ着けることが叶ったのですけれど、ええ、今回、私が問題にしておりますのは、その後のことなのでございます。製品化がなされていたとはいえ、電気ギターはその当時、音楽産業において産声を上げたばかりの小さな幼子でした。多くのミュージシャンたちにとって、その音色はラジオやショーケースの向こう側にしかない、高価で馴染みのない代物だったのです。 結論を申し上げますと、楽器はあっても、演奏されるべき音楽がなかったのですね。 宮廷お抱えの音楽家諸氏に件のギターをお持ちになっていただきましても、彼らはそのボーリング玉を詰めたような重さや音量のけたたましさに不平不満を述べるばかりで、総領息子様の思うような成果は得られなかったことと思います。 さて、その後のことです。総領息子様は、頬を膨らませた不満顔で工房においでになると、私にこう仰いましたね。 次は音楽を作れ、と。 恐縮ですが私、音楽というものに携わったことなど、生涯一度もございませんでした。木や糸や皮で作られた楽器が流麗たる音色を奏でる様は、私にとっては、まさしく魔法や奇跡の親戚のように思えていたのです。 山ほどの作曲教本と音楽雑誌の束を渡され、私、途方に暮れました。 それでも、総領息子様のお望みであるならばと、ギターの基本奏法を独学で学び、作曲教本やR&Bを持てはやす時の音楽雑誌を熟読し、半年間に渡る創作活動に励んだのです。 曲名を覚えておいででしょうか。 ──芥虫と愛の唄、です。 私の数少ない隣人であるところの、芥虫のガーンズバック、──総領息子様がお持ちになられた無線雑誌「ラジヲクラフト」の編集者からお名前を拝借いたしました──、彼に着想を得て作詞作曲をさせていただいたものです。ちなみに件のガーンズバック卿ですが、先頃十代目が襲名をいたしたところでございます。先代は窮鼠剤の捕食にチャレンジをしたところ敢えなくお亡くなりに。背姿の光沢眩しい彼はオイルが大の好物でしたので、工房のオイル缶に詰めて供養をいたしました。今も工房の片隅で仰向けに油に浸かっております。希望の最期は死にあらず、彼も本望だったことでしょう。 さておき、総領息子様。 お笑いになりましたよね。それも盛大に。聞けば顎を外されたそうではないですか。 半年もの期間を費やした末に、ようやく完成させた曲でしたのに。 そのときの私が、どんなに恥ずかしい思いをしたか、自身の屈折した芸術的センスを、どれだけ呪ったか、ご想像なされたことは? あるいはそのような経験が、総領息子様にもおありだったのでは? 書斎の机にお隠しになられたポエムですとか、そのような類のものを、生涯お持ちになったことがないと? 仕方ないではありませんか。他に着想元が見当たらなかったのです。 ……失礼、話が長くなってしまいました。 ともあれ、よもやあのときのような辱めを、こうして二度も頂戴することになろうとは。 「よく似合っているぞ。ヴェロニカ」 「……恐縮でございます。ですが、そのお気持ちがもし真実であるのならば、そのように笑いを堪えるのはおやめください」 「いや、いや。別に君の格好が面白いわけではなくてだな」 油にまみれたツナギ姿で宮廷内を歩き回るわけにもいかず、総領息子様に着替えをお持ちいただいたとき、何となくですけれど、すでに嫌な予感はしておりました。 恥ずかしながら、私、給仕服というものに浅からぬ憧れを抱いていたのです。清潔なエプロン、柔らかなドレス、革靴の踵がスタッカートを奏でれば、たおやかなスカートの生地が慎ましく広がり、石鹸の香りがふわりと漂う。──何とも瀟洒ではありませんか。祖国に身命を賭した私が、そうしたものにわずかばかりの憧れを抱いていたとしても、死後、審判の神がお顔を曇らせることはないでしょう。 ですが総領息子様、私が今、憧れ、と申しましたそれは、できることならば自室の鏡の前でひっそりと堪能したい類のものなのでございますよ。その場でくるりと一回転、スカートの裾が翻る様を目にできれば、それで満足なのです。 清潔なエプロン。肩のフリルが可愛らしいです。 柔らかなドレス。トラッドな黒の生地が素敵です。給仕服といえば黒です。 おろし立ての革靴。黒革の上品な光沢が眩しい。新品だけあって良い音がいたします。 たおやかなスカート。今すぐこの場で一回転させていただけないでしょうか。 石鹸の香り。これは、残念ながら、あまりいたしませんね。 ……さて、何が問題か、お分かりいただけますでしょうか。総領息子様。私がなぜこんなにも不機嫌なのか。率直に申し上げますならば、 「その、君の顔が、なんというか。こんな仏頂面のメイドは初めて見たぞ」 ──それをご覧頂いているのが総領息子様だからです。ええ。 「……そのように珍獣でも御覧じるかのようなお顔で出迎えられますと、仏頂面にもなりますわ。ひとつ、ご容赦を頂戴いたします」 「いや、すまない。だが似合っているというのは本当だぞ」 「それはそれは。恐縮ですこと」 「待て。ちゃんと聞け。ヴェロニカ」 私がそっぽを向いておりますと、総領息子様はおもむろに私の肩を引き寄せ──、ああ、こういった格好もさすがに二度目となりますと、これといって感慨もないもので。 「君にはやはり黒が似合うな。ツナギ姿もよく似合っていたが」 「左様でございますか。では、ご要望にお応えして着替えます」 「そうはいかんな。まだリボンが残っているだろう」 そう言って総領息子様が差し出されたのは、青紫色をした刺繍入りのリボンでした。 「ヴェロニカの花から摂った染料を使っているんだ。君のためにあつらえさせたんだぞ。ほら、後ろを向いてくれ」 仰るとおりにすると、ちょうど背後にあった姿見に、私の全身が映っておりました。程なくして灰色の後ろ髪が一束に結わえられ、鏡の中には、黒いドレスと白いエプロンに痩躯を包み、カチューシャとリボンで慎ましく飾られた、なるほど見目だけは瀟洒な女が立っているではありませんか。 馬子にも衣装、とは、極東の地で言う諺にもあるそうですが、これは、確かに、いえ、なかなかどうして──。 「どうだ。似合っているだろう」 ここで屁理屈を申しましては、自身の美的感覚に嘘をつくことになりかねませんので、 「ええ、まあ、確かに。素敵なエプロンドレスです。リボンがよく映えております」 「そうじゃないだろう。魅力的なのは君だと言ってるんだ」 「化粧と衣装で女は化ける、と申しますもの」 「……頬が赤いのも化粧なのか?」 「──っ」 はっと頬に手を這わせたときには、手遅れでした。赤くなってなどいなかったのでしょうけど、言われた瞬間に紅潮してしまっては、申し開きのしようがございません。 にわかに赤くなった仏頂面を鏡越しに向けますと、総領息子様は得意気なお顔。 「はは。いいな。その顔。それが見たかったぞ」 もしも今、例の電気ギターが手元にあったとしたら、私、己の中の獣性を抑えておける自信がございません。工房の隅で埃を被せておくよりか、王の頭蓋を砕き割った鈍器として博物館にでも飾っていただいた方が、作った甲斐もあるというものではありませんか。 ──今からでも遅すぎるということはないかもしれませんね。 「……おっと、遊びが過ぎたか?」 私の眼差しがいよいよ鋭くなったのをお察しになられたのか、総領息子様は苦笑とともに浅く肩をすくめました。溜息の一つでもお返ししたい心境でしたが、専用のリボンまであつらえていただいたことを思えば、無碍にするというのは良心が咎めます。 「いえ。ご厚意には、感謝しております。私にはすこし過ぎた代物ですが……、総領息子様のお気に召したのであれば、やぶさかでは」 「そうか。ならいいが、本当に着替えられたら立つ瀬がなかったぞ」 「ツナギ姿もお気に召していただいたのでは?」 「それは否定しないが──、新品の工具や無線雑誌の方が君の好みだったか?」 「最近ネジが不足しておりますのと、ラジヲクラフトの最新号は気になるところでございます。特集もさることながら、連載中の小説を愛読しておりますもので」 と、そこまでを申し上げたところで、総領息子様は痛く興味を持たれたご様子。 「……ほう。読んでいたのか」 「いけませんか?」 「いや、てっきり君は、あくまで教材としてだけパルプ・マガジンを読んでいるのだとばかり。空想科学にも興味があったとはな」 「最初は余興のつもりで読んでいたのですが、ええ、これがなかなか」 「何なら、次からはアメージングも調達しておくか?」 「いえ、叶いますならば、──ワンダー・サイエンスの方を」 言うと、総領息子様は、何やらひどく驚かれたようでした。 ……私の趣味が悪い、ということなのでしょうか。 ここでひとつ弁解をさせていただきますならば、アメージングは、数年前に出版社が倒産し、編集者が代わってしまったのです。と、ここで申しました編集者というのが、私の敬愛するガーンズバック様なのですが、ワンダー・サイエンスは、彼が新会社を設立した折り、創刊したアメージングのライバル誌なのでございます。とはいえ、このワンダー・サイエンスも、実はすでに権利が売却されておりまして、私の専らの愛読誌は、やはりラジヲクラフトなのですが。 ああ、もしや総領息子様は、アメージングを愛読しておられたのでしょうか。それとも後発のアスタウンディング・ストーリーズを? あるいはまさか、科学的性教育雑誌のセクソロジストですか? それは何と申しますか、その、マニアックな……。 ──というようなことを私が思案しておりますと、総領息子様は目を丸くされたまま、 「もしやと思うが、君は……、ガーンズバックのファンか?」 「ええ。件の連載というのも、ガーンズバック様が過去にお書きになった作品の再録だそうでして」 「──無線の塔、か?」 今度は、私が驚く番でした。何しろ総領息子様が口にされたそれは、まさしく私が心待ちにしている連載小説のタイトルだったものですから。 「ええ、そうですけれど。何か?」 「いや、まあ……、面白いのか?」 「ええ。素敵です」 「そうか」 ご自分からお訊きになったことというのに、思いのほか気のないお返事でした。 何か、考え事に耽るような態でいらしたかと思えば、唐突に、「支度をしてくる」と、一言。畳んだ上着を小脇に抱え、感慨深げに頷きながら、ドアノブを回し、 「そうかそうか。無線の塔か。……いい趣味をしているな」 「それは言葉通りの意味、でしょうか」 私がお訊ねしますと、総領息子様は部屋を出る間際、上機嫌そうにこう仰いました。 「もちろん。君とは趣味が合いそうだ」 ああ……。 やはり、セクソロジスト、なのですね。総領息子様。 N e x t ... 【 ピアソン&コックス 】 / P l e v ... 【 アンハッピーウエディング 】